神経断裂!完全回復への道

尺骨神経断裂した私が完全回復するまでの軌跡を綴ります。 ケガ(神経が切れた)やしびれ・痛みや治療内容をブログ形式で細かく書いているので、尺骨・正中・橈骨(とうこつ)神経断裂や神経麻痺された方の参考になれれば幸いです。

入院

【入院生活について】病院の一日の流れとおすすめの時間の使い方!

2017/08/22

自宅風呂場での転倒事故による怪我(神経断裂・上腕三頭筋断裂)で病院に運ばれました。

尺骨神経と上腕三頭筋を繋げる手術が無事終わったところまでを「【手術について】鞘膜をくっつければ神経がつながる?尺骨神経縫合手術!」で紹介しました。

手術後の夜は痛みで苦しみながらも何とか朝まで絶え切ることができました。

ここでは2週間の入院生活についてや入院生活での時間の使い方について書いていきますのでお付き合いください。

ダラダラ書いてしまったので、もし飛ばすなら最後に言いたい事をまとめて書いてありますので、それだけでもいいので読んでください。

基本的な一日の流れ

入院3日目までは朝晩1回ずつ採血と点滴をしていました。そのため針は常に腕に刺したままにしていました。そうすると毎回針を刺したり抜いたりしなくていいからです。

午前6時

看護師が来てくれます。体温図って採血をして点滴をしました。

午前8時

朝飯が来ます。病院食はあまりおいしく感じられず、いつも残していました。

午前9時

妻が来ます。少ししゃべって妻は仕事にでかけ、私一人になります。

午前9時半

医師の回診があります。

午前10時

部屋の掃除が入ります。私は基本的に同じ病室の他の3人とコミュニケーションをとる気がなかったのでカーテンは閉めっぱなしでしたが、掃除のこの時は一時的にオープンにして気分をスッキリさせていました。

午前11時

リハビリのお兄さんが来ます。リハビリについては後述します。

正午

お昼ごはんの時間です。もちろん余します。

午後1時~午後5時

フリータイムです。後述しますが、この時間では本を読んで勉強したり、動画を見ました。

また友人や、兄弟、職場の上司がお見舞いに来てくれたりしました。

職場の上司2人にはケガをして入院した日に電話で伝えたところ、手術の翌日の午後一番で来てくれました。

(上司とのやり取りはこちら)

⇒「【仕事について】上司に3週間休むことを伝える!神経断裂の仕事への影響

午後6時

夕飯です。ちょっと朝・昼ごはんに比べると豪華になりますので、私もいつもより多めに食べます。が、残します。このあたりで妻が再訪します。

風呂は3日に1回

混んでるんだか何だかわかりませんが、風呂は3日に1回しか入れませんでした。まあ入れないよりマシですが。

風呂の入り方

絶対に傷口は濡らしてはいけません。そこからバイ菌が繁殖するからです。

透明なビニール袋を手首から脇までしっかり巻き、両端を強力なテープで止めました。(見事に腋毛を巻き込みました。)

風呂に入るといっても、実際には湯船には使わずシャワーを浴びました。

怪我した右手をビニール袋で覆ったといっても完全防水ではなく心配でしたので、右手は常に頭より上にあげた状態でシャワーを浴びました。

つまり基本的には頭や体を洗うのは左手一本でした。

何か合ったら嫌なので、嫁がいるときに風呂の時間を合わせていましたが、やろうと思えば一人でも可能です。

ビニール袋貼りは看護師が手伝ってくれます。(体を洗うのはさすがにやってくれません。)

3日お風呂に入らないなんて大学生ぶり(笑  でしたので久々の感覚でした。(3日入っていない脂でギトギトの状態でシャワーを浴びる気持ちよさと言ったら・・・)

リハビリのお兄さん

入院5日目くらいからリハビリのお兄さんが来てくれるようになりました。

お兄さんと言っても私と同じくらいの歳、30歳くらいでしょうか。

手術をした医師から指示があってリハビリに入った様なので、大体の状況は把握してくれていました。

私は神経についての疑問がたくさん出てきてそれを担当の医師に質問したかったのですが、とても忙しそうで回診のときに中々聞けませんでした。おそらく聞いたとしても早く会話を終わらせようとするような態度が見えるのが分かっていたので(その医師の性格的にも・・・)。

その疑問をリハビリのお兄さんにすると、彼は丁寧に答えてくれて本当にありがたく思いました。指が完全に回復しないのではないだろうか・・・というような不安も多少は取り除けました。実際に回復するかどうかは別にして、神経の回復にかかる時間や、尺骨神経や正中神経が司る筋肉の話をしました。

入院中でのリハビリでは指の動きというよりは指のマッサージが多かった気がします。

入院後もリハビリをつけてくれたのですが、先生が変わってしまって最初は残念でしたが新しい先生もいい先生でとても充実したリハビリ生活を行えたと思います。

それについては「【リハビリについて】回復を促すためのものではなく、感覚が戻った時のためのもの」の記事にて紹介します。

夜は相変わらず眠れない

腕は常に痛い状態でした。

9時に完全消灯されても、どうも直ぐには寝付けません。

ここから2時間ほど眠気が来るまでスマートホンをいじり始めます。

最初はYoutubeやニコニコ動画を見ていたのですが、さすがに飽きてきて何かないかと探し出しました。

すると最高にいいものを発見しました。

dTVでしのぐ

眠れない夜に最高の動画サイト

「dTV」ムゲン楽しい映像配信サービスです。

映画はもちろん、音楽の動画やアニメ等があります。

そして私がおすすめするのは漫画!

なんと動画になっている漫画があります。音声付きなんです。これは初体験。

どんな漫画を見ていたかというと・・・「Be-Bop High School~ビーバップハイスクール~」にハマってしまいました。結構古くて学生ヤンキー系ですが、かなり楽しめました。

他には「暗殺教室」とか「新宿スワン」、「闇金ウシジマくん」「進撃の巨人」などメジャーどころもおさえています。

夜中、痛みで起きることはしょっちゅうありました。

そんな時は

  1. すぐにスマホをもってdTVを開く
  2. イヤホンつけて漫画を見る
  3. 気付いたら寝ている

これをひたすら繰り返して寝ていました。

ただ、1つ問題が出てきます。病室にはスマホのインターネット環境しかないということです。

つまりスマホのデータ受信を使うので、一定のデータ容量を超えると通信規制がかかって動画が見れなくなってしまうということです。

これはピンチです。

ちなみに私のスマホは5GBの契約で、それを超えると1GB1000円で追加していくことになります。

動画なんて1GBなんてすぐです。30分も見たらすぐいきますよね。

データの容量を気にせずに、どんなところでもネット環境を作るべく必要なのはポケットWiFiなのです。

WiMaxを契約するべきか?

ポケットWi-Fiって何かっていうと、持ち運び可能でどんなとこにいてもインターネット環境につなぐためのものですね。

病室以外でもトイレに行きたいときも、ちょっくら広場でダラダラしたいときも、ポケットWi-Fiもっていけば動画をいつでも見ることができます。

WiFiサービスとしては以下の二つ

どちらがいいとかそういうのはわかりませんが

入院することが事前に分かっている場合には契約しておくのも1つの手かなと思います。

3,000~4,000円とかで契約できたりするので、自宅に光回線ひこうと考えている人もポケットWi-Fiを考えてもいいかもです。

ただ解約する際にめんどくさそうなので、私は契約していません。

良く調べてから契約することをお勧めします。

セブンのFreeWiFiにお世話になった

入院生活1週間がたつと、病室のベッドで寝っ転がって動画を見ているだけでは飽きてきます。

私の病室は5階でしたが、2階にセブンイレブンがありました。

セブンイレブンで美味しいお菓子やアイスを買い、正面のベンチに座ってセブンのフリーのWi-Fi使わせてもらってダラダラもしていました。

なかなか心地よい時間だったのを覚えています。腕の痛みを忘れられる時間でした。

ただ、ここでお菓子やアイスをたくさん食べてしまうもんですから、夕飯が食べられなくなるんです。

本を読もう

こういうまとまった時間があるときは本を読みましょう。

テレビで「今でしょ!」の林先生が言っていました、『本ほど素晴らしいものはない!本は筆者が人生で学んだことを丁寧にわかりやすく書いてくれています。それをまとめて読むことができて、自分で実際に体験しなくても吸収することができるんですよ?!』と。

確かにそうです。しかし何を読めばいいかわかりませんよね。

今自分が興味ある事、または今後挑戦したい分野に手を出してみるのもいいかもしれません。

ちなみに私が読んでいたのは「池上彰のやさしい経済学―1 しくみがわかる」です。もともと経営学なんて勉強したことがないのですが、興味は持っていました。

マルクスとかいろいろな人が出てきましたが池上さんが優しく解説してくれたのでよくわかりました!

博識ある大人になれますかね・・・。笑

入院中にやることはこれだ!!

入院中、時間はたんまりあります。

私の場合、夜は動画を見ている時間が多かったです。

が、昼間はなるべく自分のスキルアップにつながることを勉強してみるのもいいかもしれません。

新しい知識を頭にインプットしていく。これってものすごい気持ち良いですよ。頭がよくなった気がします。

例えば、僕はプログラミングをやりたいなと思っていたので、この入院を機に勉強を始めました。

「プログラミングの世界へようこそ」という本です。本当に基礎からです。

やらなければ何も始まりません。

手をケガして落ち込んでいても何も変わりません。

神経が元通りに戻るかどうかなんてわかりません。

完全に回復するかもしれませんし、全く回復しないで一生このままかもしれません。

でもこのタイミングで新しい事を勉強して何か1つでも特技や技術を身につければ、数年経った時に思得るのではないでしょうか。

「あの時、ケガしてよかった。だってこんな技術が身についたんだもん。ケガしなきゃやっていなかったなー」って。

だから私はこれを機会に新しい事や自分の興味があることに対して一生懸命取り組みました。

それは半年が経過した今でもそのモチベーションは続いています。

”ケガをしてよかった”です。本当に。







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