神経断裂!完全回復への道

尺骨神経断裂した私が完全回復するまでの軌跡を綴ります。 ケガ(神経が切れた)やしびれ・痛みや治療内容をブログ形式で細かく書いているので、尺骨・正中・橈骨(とうこつ)神経断裂や神経麻痺された方の参考になれれば幸いです。

ケガについて 術後の経過

【MRIをうけて】初めてのMRI!診断結果は果たして!?

2017/05/07

【術後半年】治りが遅い?神経再断裂の可能性?!」にて、診察で医者が私の回復具合に疑問を持ち、神経が再断裂しているかどうかを確認してみる事になりました。

改めて確認しますが、結果によって私の選択肢も変わってきます。

1.繋がっていることが確認できた場合

⇒完治を目指して、前向きになることができます。

2.再断裂していることが確認できた場合

神経がつながっていないことがはっきりわかった場合、つまり神経が再断裂していた場合です。

この場合、2つの選択肢があります。

  • もう一度手術をしてつなげる
  • 諦める

3.神経の縫合部分を確認できなかった場合

すぐ手術をするか、様子を見るか、諦めて何もしないかの3択になります。

 

さあ一体診察結果はどうなったでしょうか。

MRIをうけて

朝一番で病院に行き、受付を済ませたらMRIの機械がある部屋に通じている待合室に通されました。

そこではパジャマみたいなものを渡され、着替えてくださいと言われましたが、どこまで脱げばいいかわからなかったので、パンツは脱がなくていいか聞きました。靴下も脱がなくて良いみたいです。

結局パンツ一丁と靴下を履いた状態にそのパジャマ(病衣?)を着ました。

30分ほどで終わるという説明をうけて、名前が呼ばれるのを待ちました。

噂によるとMRIってかなり圧迫感があるみたいで、私は閉所恐怖症の様なものを持っていたため、少し心配でした。

まあ30分ほどならすぐだからいいや、と軽く考えていました。そのとき非常に眠かったので、寝ようと決めていました。

名前が呼ばれてMRI室の中に入りました。

ベッドの様なところに仰向けになりガッチリと固定されてMRIスタートです。

ゆっくり筒の中に入れられました。

意外と中は狭くなく圧迫感はそれほど感じませんでした。

大きな音がなるのでヘッドフォンをあらかじめ渡され耳に装着していましたが、それでも「ピー!」という音がはっきり聞こえます。

「ピー!」の種類もよく聞くと3種類くらいあるなと分析していましたが、だんだん退屈になってきて気付いたら眠っていました。

起きたらMRIが終わっていて、作業療法士が脇に立っていました。

「終わりましたよ~。」と一言。

待合室に戻り寝ぼけながら着替えて時計を見たら、なんと1時間が経過していました。

あれ30分じゃなかったっけ?

なんか私が変な動きをしてMRIをし直したのか、それともうまく取れなかったからもう一度やったのか、それとも他に長引く理由があったのか。

まあ無事に終わってよかったです。この日は終了で後日診断結果が出るという事です。

診察結果は・・・

後日、診察結果を聞きに病院に再訪しました。

結論から言うと「繋がっているかわからなかった」です。つまり「3.神経の縫合部分を確認できなかった場合」です。

詳細については以下の通りです。紙に書いて説明してくれました。

  • 手術では鞘膜を繋げたが、再生細胞みたいなもので覆われてよく見えない
  • 再手術する場合、繋がっている可能性も捨てきれないこれらの神経をすっぱり切って0からのスタート

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再生細胞みたいなもので覆われてよく見えない

神経自体は繋がっているのは確認できました。

【手術について】鞘膜をくっつければ神経がつながる?尺骨神経縫合手術!」でもいいましたが、現在では「外側の膜(鞘膜:ショウマクというらしい。)をつなぐだけで中の神経たちは勝手につながる相手を見つけ出し自動再生する」ということが判明しているので、私の手術でも鞘膜だけをつなぎ合わせました。

人間の体、例えば切り傷を負ったら傷口がくっつこうとする再生能力があります。

神経にもそれと同じで、切れた神経をくっつけようとする細胞が出てきます。

今回MRIの結果、神経と神経のつなぎ合わせの部分が盛り上がっていました。(写真の紙の説明にも描かれています。)

つまり神経の接合部分に再生細胞がたくさんくっついていて、中がつながっているかの確認ができません。

下手すりゃ、中の神経がつながる前にその再生細胞が入り込んで神経のつながりを邪魔している可能性さえあるというのです。

再断裂してました!と言われるよりはまだ可能性を残した感じはありますが、もしかしてこれダメなんじゃないかな?と思ってしまう診察結果でした・・・。

再手術の場合、すべてを”ゼロ”にしてから

今の状態の神経をあきらめて再手術を選択する場合、手術した神経の場所を切り落としてゼロの状態にもどしてから、それを足の神経でつなげるというかなりハイリスクな方法をとらなくてはいけません。

「もしかしたら中で実は繋がっていて数か月後に感覚が戻る可能性がある神経を切り落とすことになる」かもしれません。

これは医者もおすすめしていませんでした。

結局、再手術するにしても今すぐしなきゃいけないわけではなく、半年後に再手術するのと変わらないという話でありましたので、半年ほど様子を見ることになりました。

とりあえずひと段落

生活も症状もある程度安定してきてこれにて私の神経断裂物語はひと段落して、なんていうか、第2章に突入するような感覚です。

それでは今後の回復を祈ってこの辺で。

今後をお楽しみに!

続き⇒【術後7か月】冷たい、熱いを感じる感覚(つまり痛点)が少し復活?!

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