神経断裂!完全回復への道

尺骨神経断裂した私が完全回復するまでの軌跡を綴ります。 ケガ(神経が切れた)やしびれ・痛みや治療内容をブログ形式で細かく書いているので、尺骨・正中・橈骨(とうこつ)神経断裂や神経麻痺された方の参考になれれば幸いです。

ケガについて 入院

【ケガについて】腕がジンジン!神経も筋肉も断裂していました!

2017/08/22

前回までの記事⇒「神経断裂から入院まで

前回までの内容

飲み会から帰宅後風呂場で転倒事故。

血だらけになり救急車で病院へ運ばれ応急処置が行われました。

こちらのわがままにより、一時帰宅し自分の布団で2時間ほど睡眠をとり、再度病院に戻ります。

我が人生初めての入院

病院につくと入院ベッドまで案内されました。

個室を希望しましたが、空いていなかったので入れませんでした。

一つの空間に4つのベッドがある共用の部屋に入院することとなりました。

そういえば、私は今までに大きなけがや病気もしたことがなかったので、人生で初めての入院でした。

入院ってかなり未知な部分が多かったので、少しワクワクしていました。

それと同時に次の日から始まる出張に行けなくなったことを上司に伝えることがとても憂鬱でした。

電話は後にすることとして、担当の看護師から入院の説明と今後のスケジュールの説明を簡単に受けて、持ってきた荷物をセッティングしたり、また包帯でぐるぐる巻きになっている右手をみて軽く絶望したりしていました。

このとき、午前9時。

担当のお医者さん登場

ベッドで休んでいると朝の診察の音がしてきました。

お医者さんと患者さんの会話がなされています。

私の部屋は一番端でさらに私のベッドは一番奥にありましたので、診察の順番は最後でした。

なぜかドキドキしながら待っていましたがついに来ました。私の部屋に入って来たお医者さん・・・ハゲでヒゲ!(失礼)

天才的な頭脳を持ってそうなお顔つきで、患者1人1人をテンポ良く順番に相手していました。

そしてついに私の番がやってまいりました。

医者「おはようございます。」

私「おはようございます。」

医者「腕を切ったようですね、ちょっと傷口を見せてもらいます。包帯取りますよ~。」

私「ほ、ほい・・・。(私も傷口を見るのは初めて)」

2月7日損傷個所 - コピー

ジャン!

私「(・・・わあーーー!)・・・」

医者「おー結構イってるねー、これはおそらく腕の傷のところで神経と筋肉が切れているよ~。もしかしたら手首のところでも神経が切れているかもしれないね~。明日手術して確認してみますね。ちょっと指の感覚と腕・指の動きの確認をしたいので少しいいかな。」

私「ふぁ・・・はい!」

(医者が私の指の関節を曲げ伸ばしして)

医者「はい、曲げてみて。はい、ストップ、はい力入れて。」

私「はいっ!」

グゥ・・・

(これを関節変えたり他の指でやったり繰り返す。)

医者「小指が動くのは不思議なんだけど~、今回損傷したのは腕の外側の感覚や運動神経をつかさどる【尺骨神経】と言われる部分です。小指が動くのは尺骨神経以外の正中神経が何らかの形で影響を与えてかろうじて動いているのではないかと推測できます。」

私「は・・・はい。」

医者「ほら、感覚ないでしょ」

(医者が私の小指と手の平の小指側をつねった。)

私「全く何も感じません。(まじか・・・感覚ないの今気付いた・・・。)」

医者「おそらく尺骨神経が完全に切れていると思いますので、小指や薬指の運動能力や感覚がなくなっているでしょう。熱さや冷たさも全く感じないので注意が必要です。」

私「・・・(ポカーン。まじすか・・・。)」

医者「あと腕を曲げた状態から伸ばしてみましょう。」

(医者の手を借りて伸ばそうとする。)

私「し・・・しぇんせい!のびましぇん!!(半べそ)」

医者「上腕三頭筋もすっぱり切れています、おそらく。ですから明日の手術で中を開いて状況を確認したいと思います。もしかしたら手首の傷も深くて尺骨神経を傷つけている可能性もありますので、それも併せて確認しますね。小指が微妙に動くのが謎なんだよな・・・ブツクサブツクサ」

私「お願いします・・・。」

そうして診察は終わり病棟から先生はいなくなりました・・・。

結局ケガの内容は

実際のケガは手術後に分かるのですが、このとき医者が推測していた通りのでした。

  • 右上腕部切創
  • 右尺骨神経断裂
  • 上腕三頭筋断裂

という病名でした。

ケガによる腕の状態は?症状は?

  • 小指がうまく動かない

第一関節が全く動きませんでした。

  • 肘から小指にかけての小指側の感覚は全くない

感覚がない、つまりは知覚がない状態です。熱さも冷たさも、痛さも感じません。

  • 傷口のあたりから小指のあたりまでジンジン

傷口がジンジンするのは納得できるのですが、感覚がないはずの小指部分がジンジンするので不思議でしょうがなかったです。

  • 指と指の間を開いたり閉じたりできない

尺骨神経の影響があまりない人差し指が比較的自由に動けますが、他の指は上下運動以外ほぼうまく動けません。つまり横の動きがまったく出来ません。

手術前日は検査だらけ

次の日が手術だから今日はひまかな~何しようかな~なんてのんきに考えていたのが甘かったです。

手術前日は、やることがたくさんあります。

私の場合、手術が全身麻酔の予定でしたので、麻酔をかけても大丈夫な体なのかをチェックするための検査がありました。

心電図、エコー等の検査がありました。

さほど待たされなかったので、一日丸ごとつぶれたわけではなかったのですが、自由時間は思ったよりなかったです。

入院初夜だが睡眠ばっちり・・・?

お昼から病院食が支給されて(もちろんお金かかります。)夕飯はまだかなーと期待していたら手術前日の夕飯は出ないことを後で知りショックを受けます。

こんなのんきな事を考えつつ、翌日に手術があるということで多少は緊張していたものの、夜は比較的眠ることができたほうだと思います。

消灯が21時でしたが、20時ころにはもう就寝していたような気がします。

ただ、腕の痛みがじわじわと私を襲ってきました。

夜中の2時ころに一度起きてしまいました。腕がジンジンして結構痛かったです。

看護師から言われていた眠る体勢が、仰向けになって右腕を少し上げるスタイルでした。

右腕の下に枕のようなものを置いていましたが、それが腕を圧迫しているような気がして、ズンズンと響くのでした。

寝返りができないのがとてもつらく、夜中起きては寝て。寝ては起きて。の繰り返しでした。その間ずっと腕のジンジンする痛みと戦っていました。

朝起きたのは6時。看護師さんが採血と体温を測りに来てくれました。

それからは眠れずに、テレビを見たり携帯をいじったりしていました。

さあ手術の日です。

続きます。

⇒「【手術について】鞘膜をくっつければ神経がつながる?尺骨神経縫合手術!

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