【神経断裂に至るまで】風呂場で転倒事故発生!血が!救急車呼んで!
2017/01/22
平成28年2月7日右手尺骨神経が断裂しました。
私の右手にいったい何が起こったのかを説明していきたいと思います。
同級生との飲み会
平成28年2月6日、小学校、中学校、高校が一緒で程々に仲がいい3人組で飲みに行くことになりました。
仲がいいといっても定期的に会っているわけではなく、連絡も大して取りあってはおらず、これまで3人で飲みに行くこともほとんどありませんでした。ですが、幼いころから高校まで一緒となると切っても切れない仲になっています。
1軒目はどこにでもありそうな居酒屋。海鮮が充実していて、店内もオシャレで良い雰囲気でした。今の仕事の話や、これまでの苦労話、学生時代の昔話等で盛り上がり、ついついお酒も進みました。
1次会終了時点で10時。この時点ではまだ飲み足りなく、2次会会場へと移ることに。意識もまだしっかりしていて、もうお酒はいいかな~、なんて考えていました。
2次会は創作料理が出てくる居酒屋でした。ご飯は1件目でたらふく食べたので、ここではおつまみを食べながらビールを流し込みました。
話はまだ尽きず、恋愛の話や、仕事論の話、結構熱い話をしました。周りから見たら、暑い(暑苦しい)話だったかもしれません。
3次会は友達おすすめのお店、ヒップホップがガンガン流れていてうるさいお店でした。
1月頭から禁煙していた私はやっとそのとき友達に「たばこやめたの??」と聞かれました。もっと早く気付いてくれ!
このあたりからお酒を水のようにガブガブと飲み始めました。こうなるともう止まりません。気持ち悪さなんて一切なくひたすらアルコールを体内に流し続けました。
かなり気持ちいい状態が続き、大体の記憶は何とか残ってはいるものの、細かい会話の内容は記憶から抜け落ちていました。
帰宅後風呂へ
みんなベロベロでさすがに、そろそろ解散することになりました。
時刻は24時を回って平成28年2月7日の2時を過ぎていました。
私だけ方向が違ったので一人歩いて帰ることになりました。タクシーに乗ってもよかったのですが、酔っぱらった私は歩いてふらふら帰り始めました。
15分ほど歩いてから、家で寝ていた妻に電話をし、あまりの酔っぱらい状態に気付いた妻は車で迎えに来てくれました。
家に帰ると、妻が布団で寝ていた形跡があったので起こしてしまってすまんの~という気持ちが湧いてきました。
このとき妻は妊娠中で、あと2か月したら子供が生まれるくらいの時期でしたのでかなり大きなお腹でした。
我が家では寝る前には絶対にお風呂に入らなくてはいけないという暗黙のルールがありましたので(妻が、風呂に入らないまま布団に入ることを嫌う。)、私は自然な流れで服を脱ぎ風呂場へと入っていくのでした。
転倒事故発生
風呂場に入ると、シャワーを流し頭を濡らし始めました。
シャンプーを頭につけて泡立てました。きっときもちーとか思いながらシャカシャカしていたんでしょうね。
かなり意識朦朧としていました。
頭のシャンプーを洗い流していると、その時です。風呂のタイルで滑ってバランスを崩して倒れそうになり、ドアのガラス部分にヒジから突っ込んでしまいました。
我が家は古い家で風呂のドアも古いタイプでした。フレームだけ金属でその中は大きな1枚のガラスでした。
そのガラスにヒジから追突し、ガラスは大破し、肘を突っ込んだ状態で倒れこみ、ガラスが腕に突き刺さる形になりました。
どうやって立ち上がったか覚えていません。
風呂場のドアから手を抜き、風呂場から出ようとしました。
妻がただ事ではないと感じて「どしたのー!?大丈夫??」と駆け寄ってくるのが分かりました。
洗面所のドアを開けた瞬間「キャー!!!!!」と叫んだのは、妻でした。
私は意外と冷静に、「救急車、呼んでくれ。」と言いました。
その時の私の状態は、妻曰く《腕から血がピューっと噴水みたく吹き出ていた》との事で辺り一面、血だらけでした。
私は特に痛みを感じるわけではなかったのですが、あまりの血の量にこれは死ぬのではないか?と思いはじめ急に怖くなってきました。
今思うと、腕の神経と筋肉が切れているだけですぐに救急車を呼べば命には別状ないと分かっていますが、その場では自分の状態が分かりませんので、死の恐怖で一杯でした。
救急車を呼ぶ
妻はすぐに110番通報し、それまでの間で出来るだけやれることをしようと、フルチンだった私はパンツを履きました。こんな状況でも恥じらいを感じるものなのですね。酔いはさめて来ていましたが、でも実際はまだ酔っている状態なのに、先のことを考えてよく頭が働きました。
あとは地面に仰向けに寝て、腕を高くあげました。
妻がタオルで腕を強く押さえていてくれたのを覚えています。
後から聞いたのですが、このとき妻が腕を圧迫して止血してくれたのがとても良かった様です。
また、もし家に妻がおらず、私も意識を失っていたら私は出血多量で死んでいたそうです。本当に怖いです。
救急車到着
救急車が来て、隊員が3人ほど家の中に入ってきました。
ここからははっきり覚えていないのですが、隊員から「大丈夫ですか?」と意識の確認や転倒した時の状況を聞かれました。
私は意識朦朧としながら「死ぬの怖いです。死にませんよね?大丈夫ですか」と聞いたのを覚えています。
タンカーに乗せられ、ひもでがっちり固定され、さらにその上から毛布を掛けてもらい、私は救急車の中へと運ばれて行きました。
このとき夜中の3時でしたが、近所の方はみんな気づいていたみたいです。
それはそうですよね、ピーポーピーポーうるさいですもんね。
妻は私の財布を持ち、救急車に乗り込み病院まで一緒に行くこととなりました。
続きます。
⇒「神経断裂から入院まで」