【ケガの痛みについて】一番のピークは神経断裂後2、3週間まで
2017/01/22
神経を断裂して色々な痛みを体験しました。
傷口の痛み、神経の痛み、そしてなかなか体験した人でなければ分からないであろう「感覚ある所と無い所の狭間の痛み」です。
ケガをしたばかりで、これからどれだけの痛みが来るか又はいつ治まるかわからなくて不安な人が見てくれて少しでも参考にしてもらえれば嬉しいなと思います。
実際に裂傷した時の痛みは無い
「【神経断裂に至るまで】風呂場で転倒事故発生!血が!救急車呼んで!」で救急車に運ばれるまでを詳細に記していますが、この時点では痛みは全く感じていません。
酔っていたのもありますが、それよりもアドレナリンが出ていたような気がします。なんだかよくわかりませんが、血の多さの割には痛くありませんでした。
病院に運ばれてすぐに応急処置が行われますが、ここでも痛みは感じず。傷口を縫う糸に引っ張られる感覚も覚えてはいるのですが。
痛みを強く感じたのは入院初日の夜
ここまで全然痛みを感じずに過ごしてきていましたが、入院初日昼間は腕の感覚がおかしい事に気づいて、これやばいんじゃないかって焦ってきています。
その日の夜にジンジンというとても強い痛みを食らいます。
傷口が痛いような、小指の中の神経が痛いような。本当にどこが痛いんだか判断ができませんでした。もう腕の中がぐちゃぐちゃなんだろうなと思っていました。
この痛みはしばらく続きました。
腕は心臓より下にしていると、血がどんどんたまってくるような感じがして苦しかったです。
腕を巻く包帯ですら、腕を圧迫しているように感じました。
昼はとにかく腕を上にあげない様にしていましたし、夜もずっと仰向けで寝て腕を台に乗せてあげていました。
慣れてくると少し雑に
入院して1週間が経った頃でしょうか、仰向けばかりで寝ていたのを怪我した右手を上にして横向きで寝ることができるようになりました。
これが楽なわけではなかったのですが、体勢を変えることができるのは良かったです。
昼は夜よりも少し楽で、慣れてきて病院の2階(病室は5階)のセブンイレブンの前の椅子にずっと座ってスマホをいじってたりしていました。セブンの前だとWi-Fiがとんでいたからです。
WiFiについては⇒「【入院生活について】おすすめの時間の使い方!」で書いているので見てみてください。
椅子に座るといっても、ケガした右手は目の前の机の上にタオルを高く敷いて乗っけていました。
ただ、やはり夜はぐっすりと眠れない日が続きました。まあ眠れただけいいのですが。
退院後の1週間
この1週間は仕事もせずに毎日家にいてダラダラ休養をとっていましたが、痛みは入院2週目よりは少し落ち着いてきたような、大して変わらないような、そんな微妙な感じでした。
昼間は入院中と同じくいろいろなことができました。
主にやっていたことがパソコンをいじることです。
長時間やると腕に血が溜まってきますので、疲れたらすぐに布団に寝っ転がって腕を休めていました。
夜については、完全に横で寝ることができるようになっていました。
でも痛みはあまり変わらずですが、入院1週目に比べればかなり痛くなくなったような気もします。
気になる痛みは
ジンジンする痛みももちろん嫌でしたが、それと同じくらい嫌だった痛みがあります。
手の平の小指側(?)の感覚がないので、感覚が復活するギリギリの部分の感覚がとても敏感なのです。
ですから水道から出る冷たい水を触るのが嫌でした。それさえも避けていたのを覚えています。
逆にお風呂&シャワーのときは、基本的には冷たい水を触る必要がないので、安心していることができました。
言葉で伝えるのがなかなか難しい種類の痛みですが、神経断裂した人ならわかる人は多いのではないかと思います。
この痛みは3か月ほどで気にならなくなりました。
術後7か月経過時の手の痛みについて
痛い!と思う場面は少なくなってきています。
少しだけ感覚が戻ってきている気がしていて、つねったら敏感に反応してしまって痛く感じる事があります。
感覚が戻ってきたと一番感じるのは、冷たいものを触ったときに、何かを感じるからです。
今の段階ではそれが、熱いのか、冷たいのか、その判断ができませんが、痛みにも似た何らかの感覚があることがうれしい事です。
ただ、小指に関してはまだほとんど感覚がありません。
もしかしたら回復に見込みがないのかもしれませんが、気長に待つこととします。