神経断裂!完全回復への道

尺骨神経断裂した私が完全回復するまでの軌跡を綴ります。 ケガ(神経が切れた)やしびれ・痛みや治療内容をブログ形式で細かく書いているので、尺骨・正中・橈骨(とうこつ)神経断裂や神経麻痺された方の参考になれれば幸いです。

術後の経過

【術後1年】1年検診の様子と手の状態や私の状況についてまとめます。

2017/08/22

ついに1年が経ちました。

ケガをしてから、手術をしてから、ずっとこの右手の将来の事を考えながら過ごしてきました。

治るんだろうか、完全に治らなくていいから少しは治ってほしい、全く変わらなかったらどうしよう、少し良くなってきたような気がするな。とか

様々な想いを抱えて1年間過ごしてきました。

手の具合について結論から言えば、あまりよろしくないというのが正直なところでしょうか。

変化については以前の記事を見て頂ければわかると思います。

⇒「【術後7か月】冷たい、熱いを感じる感覚(つまり痛点)が少し復活?!

⇒「【術後10か月】熱さは感じる??今一番の悩みは・・・。

まったく変わっていないというわけではないので、それは良かったなとは思います。

先日、1年経過時の診察がありましたのでその内容にも触れつつ、手の状態について説明していきたいと思います。

別に会話内容についてまとめていますので、どうぞ(⇒「1年検診で医者と話した会話内容」)

手の状態

まずは手の状態を見ていきましょう。

小指は曲がったままです。尺骨神経断裂、麻痺の典型的な症状です。

 

例えばこの状態から小指や薬指を意識して力を入れてみます。

 

そうすると、このように小指が丸まってしまいます。

 

なので普段お釣りをもらう際にはこのように不自然な手の形になってしまいます。

 

さらに小銭をもらっても包み込むように持てないので、かなり不安定な形になってしまいます。

この手を見られるのが嫌で、お釣りを受け取る手は左手にしました。

財布を持つのを右手、差し出すのを左手、と頭で考えないとついつい右手が出てきてしまいます。

いままでずっとそうしてきましたからね。

感覚について

知覚については10か月くらいから全く変わっていない様な気がします。

つねるとジーン、ちくっ!というような痛みを感じます。軽くつねるだけでとても痛いです。

敏感になっている、といった感じでしょうか。小さな刺激に過剰に反応してしまいます。

感覚が戻ってきているのであれば嬉しいのですが、あまり素直に喜べません。(後で述べますが、ある疑問・不安があるからです。)

 

また冷たさに関しても同様で、7か月くらいから状態は変わっていません。

冷たいものを触れると痛みと同じように敏感に感じるようになりました。嬉しい感覚なので、何度も冷たいものを触ってみたりしました。

ただ、その感覚はまだ、「冷たい」という感覚より「刺激」という感じです。

なので「熱い」なのか「冷たい」なのかはっきりわからないです。

例えるならばドライアイスを触ったら痛い!みたいな感覚です。

 

疑問が生じる

ここで一つ疑問が生じました。

尺骨神経が回復したのではなく、他の神経(正中神経と橈骨神経)が伸びて補てんしている可能性があるのでは?

前もって聞くことリストは用意していっていたので、お医者さんに聞いてみました。

すると

正中・橈骨神経が伸びる可能性はないが、もともと正中橈骨の末梢神経がそこ(小指やその下付近)にあって今頑張って働いている、という可能性は無くもないです。

との事です。

 

もしそうであるならば不安に思う事があります。

以前にも言いましたが、神経断裂した腕の傷以外に手首にも小さな傷があります。

もしかしたらそこで神経が切れているのでは?

そんな不安が頭をよぎります。

先生にも以前の検診で相談しました。

「手首で切れている可能性は・・・?」

先生が焦る

先生は術後当時「腕の方の神経が切れていたので手首の方は手術で開かなかった。中を見なかった。」と言っていました。

なぜだろう??どちらも切れていたらどうなんだろう?という思いはずっとありましたが、担当の医者であったのでなかなか言い出せずにいました。

 

だって先生を疑っているかのようで、再検査をしてください、なんて言えません。

でも前回の検診の時、思いきって聞いてみたんです。すると、「あれ?どうだったっけ、もう半年前の事だしな~。うん、大丈夫だと思います!」みたいな感じにはぐらかされました。先生の様子は軽く焦ったような感じでした。

そこで今回もう一度、勇気を出して言ってみました。(もう後は様子見しかやる事がないので気まずくなったり、関係が悪くなってもいいやと思いました。)

 

すると先生はほぼ大丈夫だとは思います。エコーやりたいならやってもいいですが、と余裕の表情で言います。

ですので私は「ではエコーをお願いしてもよろしいでしょうか」とお願いしました。

すると先生は急に焦りだし、誰が見てもおかしいくらいテンパり出し始めました

 

再検査して「手首でも神経切れていました~」なんてなったら訴訟問題だ!とか頭をよぎったのでしょうか。確かに心配になる気持ちもわかります。

でも先生、心配しないでください。私はそんなことするつもりはありませんし、先生には腕の治療をして頂いて感謝しています。

 

私が手首で神経が切れているかどうかを確認してほしいのには理由があります。

神経がつながっているのであればこのまま今後の回復を祈りながら期待します。

もし手首で神経が切れていたのであれば、これからの回復への祈りや期待は全て無駄なものとなります。

無駄な期待はしたくないです。

繋がっていなくて、今後一生感覚が戻らないなら、それに合わせた人生設計をしていきたいと思っているので、事実を、実際の状態を、知りたいです。

 

万が一、手首で切れていた場合、様子見をしたところでいつまで経っても治るわけはないので、足にある「あまり使わない部分の神経」を移植する手術をする選択肢を考えることもできます。

ですのでまずは「状況把握」をしたいのです。

 

だから先生お願いします。

(短い診察時間ではここまで説明することはできなかったので、先生から見て私の存在はとても怖かったでしょうね・・・。)

 

先生は忙しさを理由に、私の手首の再検査をどうにかして避けようとしていましたが、どうやら諦めたようで、来週エコー検査を行ってくれる事になりました。

 

ハッキリさせたい気持ちはやはり強いので、もし今回のエコー検査でハッキリ見えなかったと言われたら違う病院で見てもらおうかなと考えています。

繋がっていることを確認できるだけで、私はこれからと顔を上げて前を向いて歩いていけるんです。

自分でマッサージ

最後になりますが、関節や腱や筋肉は使わないと衰えていったり固まってしまいます。

ですので自分で動かしてほぐしてあげましょう、との事でした。

また知覚がない部分は自家発電ができず、冬は特に冷えてしまうので、手袋をしたりして温かくすることを心がけましょう。

まずは来週エコーをしてきます。

※追記

エコーしてきました。(⇒【手首の神経が切れていないか確認】エコーを受けてきました。(※写真有)

1年半検診⇒「【術後1年半】もうこれ以上、神経は回復しないかもしれないです。

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