【ケガに対する気持ち】適度に諦める気持ちを持ちましょう!
2017/05/07
今の自分のケガした手についてどう思うでしょうか。人それぞれ症状は違うし、回復状況も違います。
希望の光をもって毎日過ごしている人は多いのではないかと思いますが、私はその過ごし方はお勧めしません。その理由を挙げていきます。
治らなかった場合のショックは大きい
いつか治ると期待するのは危険です。
正確にいうと、『期待しすぎる』です。
”半年たったらよくなってるんだろうなー、1年たったら治っているんだろうなー”
いやいや、そんな簡単に治りませんよ?
3ヶ月で感覚が戻ってきた!1年経つ頃には元通り!なんていう奇跡的に治る人も中にはいます。
でもそれって、(別に調べた訳じゃないけど)宝くじが当たるくらいの事だと思うんです。自分が奇跡の人になる確率はあなたが思っている以上に低いです。
もっといけないのは治ったらこれをしよう、あれをしようと考えることです。
前向きに考えたら傷の治癒が早まるなんてことは、神経の場合一切ありません!!
考えるのであれば、神経が切れて感覚がない小指、上手く動かせない手、これらを使って『今』私にできるのとはなんなのか、それを考えるべきだと思います。
今のあなたは何が必要で、何をすべきだと思いますか?
それを考える事こそ究極のポジティブシンキングです。
治ったときの喜びは計り知れず
前述したように、完全回復した自分を思い浮かべるのをやめて今を生きた場合、万が一治った時の喜びは計り知れません。
もうダメだと思っていた所からの奇跡の復活って、例えば甲子園出場をかけた試合で5対0で負けていて9回裏ツーアウトから連打でサヨナラ逆転勝ちをするようなもんです。
普通に勝つより嬉しいですよね?喜びは何倍にもなります。一発逆転にかけてみませんか?
精神的にきつい
いつか治る!って、いつかっていつ?ていう話です。
それは誰にもわかりません。お医者さんも分からないことです。
いつか治るなんて思っていたら、治りが遅い場合、まだ治らない、あーまだ治らない、って悲しくなってきませんか?
くよくよして今すべき事が出来なくなったら、さらに落ち込んで悪循環ですよ。どんどん落ちていきます。
趣味はありますか?あったらもっと頑張りましょう。頑張って頑張って上位5パーセントに入り込みましょう。
趣味がない?いやいや、じゃあ作りましょうよ。色々なことに挑戦して、自分に合うものをやればいいんです。合わなかったらすぐやめてもいいです。色々な事に触れ合う事が大事なのです。自分の可能性を知りましょう。
子どもはいますか?いるなら子どもを愛情たっぷり育てればいいじゃないですか!
こういう時って本当に家族の支えが助けになります。頼っちゃいましょ。
諦めるという言葉はあまりよくないかもしれません。言い方の違いで、怪我しなかったらこーなっていただろうな、もっとハッピーになっていただろうな、っていう夢みたいな事は言っていないで諦めて、今を生きましょうという意味です。
神経は医学の分野ではまたまだ未知の世界です。
期待することは悪いことではないですが、治らない事も想定しつつ、気長に待つことが重要になってくるでしょう。