【術後1年半】もうこれ以上、神経は回復しないかもしれないです。
⇒「【手首の神経が切れていないか確認】エコーを受けてきました。(※写真有)」の続きになります。
前回の検診から半年が経ちました。(⇒「【術後1年】1年検診の様子と手の状態や私の状況についてまとめます。」)
手の症状については、残念ながら大きな変化はなく、消化試合に挑むような気持ちで検診に向かいました。
検診の様子
とてもあっさりしたものでした。
知覚の変化や指の動きに変化があったかどうか聞かれ、少しだけ力の入り方をチェックされました。
正直なところ全く変化がないので、医者も「何もしないのも形にならないので一応やっておくか」といった感じでした。
実際何も変わらないのに一応形だけでも検査してくれるだけでありがたいかなと思いました。悲しいですけれども。
1分くらい軽く見た後
「困ったこととか不便だと思うことはある?」
「今後これ以上回復することはきびしいですね〜、まあ一応定期的に様子を見て行きましょう。」
といって検診は終了しました。
困っていることはたくさんあって、この検診では伝えきれないほどたくさんあります。
ただ、医者のその質問に対して答えたところで治るわけではないので、特に返答しませんでした。
せめて記録としてこのブログに残しておこうと思います。
困っていること
小指の動きというよりは、内転筋(手の中の細かい筋肉)の動きが制限されていることが一番辛いです。
ハシ
内転筋を使う動きの代表例としてハシを扱う事が挙げられます。
ご飯を食べる時に使うので非常に不便に感じます。
歪な形ですが、工夫すれば一応怪我した手で食べることができますが、私の場合練習して利き手じゃないて(左手)でもハシを扱うことができるようになりました。
ただ、「右手だと素早い動きができないから左手を使う」だとか、場合によってどちらの手を使うか決めたりもします。
小銭を受け取れない
「【術後1年】1年検診の様子と手の状態や私の状況についてまとめます。」でも書きましたが、小銭を受け取ることができません。
文章じゃ説明しづらいので画像を見て頂きたいのですが、うまく小銭を包み込めない、といったところでしょうか。
今はケガしていない左手で小銭を受け取る癖ができ始めたので何とかなっていますが、やはり不便です。
人差し指と中指で挟む力が弱い
基本的にどこの指の間も挟む力が弱いのですが、よく使うのが人差し指と中指の間です。
例えば車に乗っていて駐車場入り口にて駐車券をとるとき、力が弱くて駐車券が抜けません。
ギリギリ手が届くかどうかの状態なので非常に困ります。
それと少し似ているのですが、将棋の駒を持つことができません。(つまり指がクロスできないです。)
昔から将棋が趣味で、「バシッ!」と駒を打つのが気持ち良かったのですが、それができないのは残念です。
ただ、これが出来るようになるかどうかが回復の指標になるかと思いますので、様子を見ていこうと思います。
大事なことなのでもう一度言います。
「指と指で挟む力が回復すれば内転筋に神経が通じた」つまり神経は回復しているということなのです。
私も通じることを信じて過ごそうと思います。
ケガから1年半経って思う事
ケガをした当初に比べれば、痛みもないですし比較的普通に生活できています。
しかし、やはり感覚がなくなっている事や小指の動きが不自由な事、さらには右手全体の動き(内転筋)が思い通りに動かせない事を忘れて生活するというわけにはいきません。
なにか手を使った動きをするたびに、うまくいかず「もー!」となってしまったりします。
しょうがない事なので割り切らなくてはいけない事なのでしょうけど、ここにきて悔しい気持ちとやるせない気持ちでいっぱいになってきました。
もしあそこでケガをしていなければ・・・もっと軽傷だったら・・・ガラスが割れていなければ・・・
そんなこと考えてしまいます。
でも、そんなことを考えたところで、全く意味がありません。
「これで済んでよかった」と考えるべきで、今これだけ手が動いている事、さらには手がある事を感謝してもいいくらいです。
世の中には手の不自由な人や手が無い人だっています。
話のスケールがデカくなってきましたが、何を言いたいかと言いますと
今が一番で、過去の事を悔やんでも仕方がないって事です。
今やれることを精一杯やって、一生懸命人生を生きて、楽しく幸せに過ごすのが一番自分にとってリハビリであり、人生の意味だと思います。
このブログを見てくれているかたで、もし同じ境遇の方がいらっしゃいましたら、少しでも私の言葉で元気を出してくれたら嬉しいです。
1年半経過はこんな感じでした。
終わります。