【神経について知識を得ました】1年検診で医者と話した会話内容
2017/05/07
尺骨神経断裂・縫合から1年が経ってお医者に半年ぶりに私の手の状態を診てもらいました。
「【術後1年】1年検診の様子と手の状態や私の状況についてまとめます。」でもまとめたのですが、今回は具体的にどのような会話をしたのか書いていきたいと思います。
聞きたい事をスマホにメモしておくとスムーズ
今回診察に向けて、事前にスマホに聞きたい事や手の状況等をメモしておきました。
そのおかげで建設的に会話ができたような気がするのでお勧めです。
まずは私がメモを見ながら手の状況(症状?)を説明します。
「術後7か月くらいから冷たさを感じるようになった」
「熱さに関しては鈍い」
「知覚も術後7か月くらいから徐々に良くなってきたが、ここ3か月くらい変化なし」
ここでお医者さんの触診が始まります。
色々な場所をつまんで痛点があるか確認します。
「痛い?」「ここは?」
と言った具合に聞かれるので私は
「痛いです」「つままれている感覚はあります」
と返答します。
「肘を伸ばして」と言われましたので、肘を伸ばします。
そうすると小指が曲がった状態でしたので、それを見たお医者さんは
「関節って動かない範囲があると固まって来ちゃうので、ご自身で可能な範囲でほぐしてください。」とのことです。
知覚が戻ったら運動神経も戻る?
私の質問ラッシュが続きます。
「知覚が戻ったからと言って運動神経が戻るとは限らないですか?」に対して
医者「別です。」
「自ら手を温める能力は知覚の回復で戻りますか?それとも運動神経の方ですか?」
医者「温痛覚・位置覚・触覚などありますが、これらは知覚の領域と考えられます。」
「術後7か月の時に直ってきた感覚があって嬉しかったのですが、尺骨神経が回復したんじゃなくて、他の神経が補っているだけていう可能性はありますか?」
医者「もともと尺骨神経が支配していた場所に他の神経があって、その状態から今回尺骨神経が機能しなくなって他の神経が機能している可能性はありますが、もともとなかった場所に他の神経が伸びていってカバーすることはないっぽいです。」「回復しているような動きです。」
関節を支配する神経
神経が回復してきているかをチェックする方法として、神経が支配している関節が動くかどうかというものがある。
どの神経がどの関節を支配しているかは、以下の様になっている。
ほとんど正中神経だが、薬指と小指の第1関節のみ尺骨神経が支配している。
つまり尺骨神経が回復度合のチェックを行う方法の一つとして
「小指又は薬指の第2関節を押さえたまま、第1関節を動かしてみる」という方法がある。
正中神経に支配されている第2関節が動かないようにして尺骨神経が正常に働いているかチェックするのだ。
お医者さん曰く、このチェック方法による私の指の状態は4と評価しているらしい。(5段階)
術後は2とか3だったようなので回復したのではと言う。
思い切ってエコーをお願いする
ここで私が切り出しました。
「一見治ってきているようにも見えますが、さきほどの懸念内容で他の神経が補って今の状態になっている可能性があるとしたならば手首の部分で尺骨神経が切れている可能性はゼロではないのではないでしょうか?一度エコーで見てもらえませんか?」
手首の部分とは以下の画像の部分。
▲一緒に切れた手首の傷(1cmくらいの傷)
術後にお医者さんは手首の傷は開かなかったと言ったのを聞いて私と妻はずっと気になっていました。
もしここが切れていたら、いくら腕の傷が良くなったとしても指の回復は全く見込めませんし、今まで考えてきたことが一気に覆されます。
かなり重要なポイントだと思っていってみたのですが、お医者さんの反応は
「手の状態からしてたぶん大丈夫だと思うんですけどね。あ、やるのはもちろん構わないです。でも正直ハッキリ見えないんではないでしょうかね~。」
「調べることは悪くないんで。傷口から見る限りでは大丈夫だったんで、大丈夫だと思いますよ」
基本的にはやってもいいですよ、という姿勢でした。
「では、安心のため宜しくお願い致します!」といったところ
「3月の・・・どうしよっかなー・・・じかんがないんだよな・・・困っちゃいましたね、ほんとに・・・そこまで遅くしなくっていっか・・・えーとね・・・困ったなー・・・」
「前々時間ないんだよね、ごめんなさいね・・・困ったなーホントにエコーやる時間がないなー」
4分近くお医者さんはボソボソしゃべりながら、まるで私が「じゃあ結構ですよ~」と言い出すのを待っているんじゃないかというくらい引き伸ばしました。
それでやっとエコーの日が決まりました。
結構腕のある先生だったので手術の予定がたくさん入っているのは間違いないんでしょうけど、エコーで30分程度の時間をとるだけですからね、ここまで悩む必要あるのかなって思っちゃいましたね。
正直この無言の時間は私にとって魔の4分間でした。(無言の時間と言うか、先生の言い訳の時間)
結局この日の10日後にエコーをしてくれることになりました。
私の粘り勝ちでした。
エコー受けてきます。
※追記
エコーしてきました。(⇒【手首の神経が切れていないか確認】エコーを受けてきました。(※写真有))